新田 愛 いまは2025年6月。ロシアはサンクト・ペテルブルグ。公園には夏の風物詩。老若男女が裸同然で寝転び、日光浴を楽しんでいる。新緑にはじかれ、光がみち…
張 佳能 少し前に某BS懐メロ番組の取材を受けて、阿久悠が作詞した《津軽海峡冬景色》(1976)についてあれこれ語った。阿久の出身校で教員稼業をしているし、…
星川 彩 第1回「やっとの思いで探り当てた声」 「女性シンガーソングライターとして歌をうたいながら、女性シンガーソングライターの研究をしています」という自己…
園田 順子 TBW音楽祭サクセス・ストーリー ヨハン・ゼバスティアン・バッハの作品は「原典」につきまとう様々な神話や通念(ないし思い入れ)に翻弄された歴史を…
加藤 勲 ブラジルには「リオのカーニバル」として知られるコンテストが、市の観光局によって毎年のカーニバル時期に開催されている。このイベントで行進を伴うサンバ…
藤原 征生 1 筆者はこの3月に、今年生誕100周年を迎える作曲家・芥川也寸志(1925-1989)の映画における功績について論じる『芥川也寸志とその時代 …
神竹 喜重子 私は主に19世紀末から20世紀初期のロシア音楽史を研究しており、これまで音楽社会学的観点から論ずることが多くありました。何故そのようなアプ…
井口 淳子 2014年、学部の「音楽学専攻」廃止が決まり、かろうじて大学院修士課程のみが残されました。この間の苦悩やドタバタ劇は割愛するとしても、「音楽学は…
長澤 文彩 東京藝術大学にインドネシア・ジャワのガムラン楽器がやってきてから50年。2025年3月、その足跡をたどる展覧会「藝大ガムランの五十年:展示と演奏…
小林 佳織 (本稿は、2023年5月に日本音楽学会のX上に掲載された10回分の文章を、著者の許可を得て転載したものです) ジュール・マスネは1842年5…