直近の1年間に刊行された『音楽学』の目次と要旨(PDF)を掲載しています。
音楽学 第69巻 2号(2023)目次
- 箕作秋吉の五度和声理論にみる異文化共存
――音楽の国際連盟を目指して――
安川智子,張恵玲(p. 81〜96) - 崇高と力
――ライヒャルトによるクレッシェンド体験報告の思想的背景――
岡野宏(p. 97〜110) - 歌劇《シモン・ボッカネグラ》の改訂における、台本詩行と歌唱旋律に対する修正の関係性
林いのり(p. 111〜125) - 甲斐説宗の1970 年前後の創作における「一性」と「心操」
――《メゾソプラノとフルートのための音楽》第1 曲をめぐって――
原塁(p. 126〜144)
音楽学 第69巻 1号(2023)目次
- 16世紀における「装飾的」マドリガーレの展開
――バルダッサーレ・ドナートの《4声のマドリガーレ集第二巻》(1568)と同時代の楽曲群を中心に――
菅沼起一(p. 1〜15) - 宇宙の音楽のトランスポズィツィオーン
―― J. ラッツィンガーと「危機 Krise」の時代の教会音楽――
清水康宏(p. 16〜30) - 商船学校の歌の文化と俗謡の文化の相互関係
――《白菊の歌》を事例として――
佐藤由佳子(p. 31〜49) - 継承か,断絶か
――ドイツ青年音楽運動とヒトラー・ユーゲントにおける音楽活動の連関に関する政治的評価をめぐって――
牧野広樹(p. 50〜63)